保全とは、建物の機能や性能を、使用する全ての期間にわたって、良好な状態を保つことです。
「適正な保全」を行うには、「体制を整え」、「計画を作り」、「実施結果を記録する」ことが必要です。
近畿地方整備局営繕部は、管内の国家機関建築物等の施設保全責任者等に対し、適正な保全のために必要な技術支援と指導・助言を行っています。
営繕部では、国家機関の建築物等の保全の適正化を図るため、各省各庁に、施設保全責任者等を定めて適切な保全業務体制を構築するよう指導するとともに、各省各庁が適正な保全業務をより効率的かつ経済的に実施できるよう、保全の指導・支援体制を整えています。
国家機関の建築物等の保全の実態と問題点の把握には記録の整備が必要です。営繕部では保全に関する記録の整備について、施設保全責任者等への指導・支援を行っています。
法定点検の実施等は、保全に係る安全性の確保における重要な取り組みです。営繕部では適正な点検等の実施について、施設保全責任者等への指導・支援を行っています。
建築物等の保全水準の確保には、施設の保全業務の委託契約を締結する際に、委託する業務内容を明確にすることが望まれます。営繕部では、建築保全業務共通仕様書を活用した維持管理について、施設保全責任者等への助言を行っています。